肘の痛み(テニス肘・ゴルフ肘)

「肘が痛い」と感じたとき、
「使いすぎたのかな」「年齢のせいかも」と、
肘そのものに原因があると思われがちです。
ですが肘は、肩と手首の間で力を受け止める“中継点”。
スポーツやスマホ、デスクワーク、家事、杖の使用など、
日常の動作の積み重ねで負担が集中しやすい関節です。
テニス肘・ゴルフ肘といった症状だけでなく、
姿勢の崩れや腕の使い方のクセによって、
知らないうちに肘にねじれや緊張が溜まっていることも少なくありません。
肘関節は「衝撃の中継点」であり「ねじれの被害者」
肘関節は、
・肩から伝わってくる力
・前腕〜手首から跳ね返ってくる力
この上下2方向の負荷を同時に受け止めている関節です。
さらに肘は、
・曲げ伸ばし(屈曲・伸展)
・ひねり動作(回内・回外)
という性質の違う2種類の動きを、1つの関節で処理しています。
そのため、負担が少しずつ積み重なると
・外側だけが痛む
・内側にズキッと響く
・使った後に重だるさが残る
といった症状が出やすくなります。
重要なのは、
「肘そのものが悪くなった」というよりも、
・肩の動きが硬くなっている
・手首や指に力が入りすぎている
・姿勢が崩れ、腕の軌道が変わっている
・巻き肩や肘の向きのズレがある
こうした全体の歪みや使い方のクセが、最終的に肘に集まっているという視点です。
肘は、自分ではあまり意識されない分、
知らないうちに「ねじれの被害者」になりやすい関節。
だからこそ、痛みのある場所だけを見るのではなく、
肩・前腕・手首・姿勢まで含めて整えていくことが、回復への近道になります。
スポーツ別|肘の故障タイプと力のかかり方
テニス肘(外側上顆炎)

多い動作
・テニス(バックハンド)
・パソコン・スマホ操作
・フライパンを持つ、雑巾を絞る
特徴
・肘の外側がズキッと痛む
・手首を反らす、物を持ち上げると悪化
背景にある負担
・前腕伸筋群の過緊張
・巻き肩により肩甲骨が外に逃げ、肘で支える癖
・本来は肩や体幹で受ける衝撃を、肘が引き受けている

「手首の使いすぎ」に見えて、
実際は
肩・体幹が使えず、肘が主役になっている状態
(肘で力を受け止めるクセが強くなっている)
スマホやパソコン作業が長く、巻き肩の方にも起こりやすい症状です。
ゴルフ肘(内側上顆炎)

多い動作
・ゴルフのスイング
・野球(投球初期〜加速期)
・重い物を引き寄せる作業
・抱っこ・介護動作
特徴
・肘の内側がジワッと痛む
・握る・引く動作で痛みが出やすい
背景にある負担
・前腕屈筋群の使い過ぎ
・体幹の回旋不足を肘で代償
・脇が開く → 肘が外に逃げるフォームが背景にあることが多い

ゴルフでは体幹回旋が不足すると、
腕と肘でスイングを作る形になり、
前腕の内側に過剰な負担がかかります。
脇が開いたフォームや、
インパクト時に力を入れすぎる癖がある方は、
肘の内側に痛みが出やすくなります。
「ひねり」や「体重移動」を肘で代償している状態が、このタイプの本質です。
野球肘

多い年代・状況
・成長期(小・中学生)
・投球数が増える時期
特徴
・肘の内側/外側/後方など痛む部位が一定しない
・骨・軟骨・靭帯に影響が出やすい
背景にある負担
・下半身 → 体幹 → 肩 → 腕の力の連動が途切れている
・筋肉で支えきれず、関節や靭帯に負担が直撃する
・肘が「力の逃げ場」になっている

投球動作では、
下半身からの力を順番に伝えられないと、
肘が力の逃げ場となりやすくなります。
特に成長期や投球数が多い時期は、
肘へのダメージが蓄積しやすく、
違和感を放置すると長引く原因になります。
ジム・筋トレ由来の肘トラブル

起こりやすい症状
・トレーニング後に肘の内側・外側が痛む
・押す/引く種目で肘が気になる
負担が集中する理由
・高重量や回数過多
・同じ動作の反復
・フォーム不安定
本来は肩や背中で受けるべき負荷を、肘で支えてしまう
筋トレで実際に多いケース
・ベンチプレスで肘が外に開く
・ラットプルやローイングで肘を引きすぎる
・ダンベル種目で手首が不安定
筋トレ肘の注意ポイント
筋力がついていても、
・関節の可動域
・フォームの安定性
・左右差
が整っていないと、肘に負担が集中します。
「鍛えているのに肘が痛い」という場合、
筋力不足ではなく、力の使い道が偏っているサインと考えることが大切です。
スマホ・デスクワーク編|肘に起こりやすい不調
テニスやゴルフなどのスポーツをしていなくても、
肘の痛みや違和感を訴える方は年々増えています。
その背景にあるのが、
スマホ操作や長時間のデスクワークによる姿勢の崩れです。
スマホ操作による肘への負担
スマホを使うとき、無意識に
・肘を体から浮かせる
・前腕を内側にひねる
・親指だけで操作する
といった状態になりやすくなります。
この姿勢が続くと、
前腕の筋肉が常に緊張し、
肘の内側・外側どちらにも負担がかかります。
特に
・画面が大きい
・片手操作が多い
・長時間続けて使う
といった条件が重なると、
テニス肘・ゴルフ肘に似た症状が出ることもあります。
デスクワークによる肘のねじれ固定
パソコン作業では、
キーボードやマウスの位置によって
肘の向きが固定されやすくなります。
よく見られるのが
・肩が内に巻く(巻き肩)
・脇が開いたまま腕を使う
・肘が外に張る
・前腕が外旋し、手の甲が前を向く
という連鎖です。
この状態では、
肘関節が常にねじれたまま使われ、
関節や筋膜へのストレスが蓄積します。
「肘だけケアしても改善しにくい」理由
スマホ・デスクワーク由来の肘の不調は、
肘を休ませても、
仕事や日常動作で同じ姿勢に戻ってしまうため、
症状を繰り返しやすい特徴があります。
原因は
・肩甲骨の動きの低下
・胸まわりの硬さ
・前腕の緊張
が複合していることが多く、
肘単体の問題ではないケースがほとんどです。
気づきにくい初期サイン
次のような感覚がある場合、
肘に負担が蓄積している可能性があります。
・肘を伸ばすと違和感がある
・左右で肘の向きが違う
・腕がすぐ疲れる
・肩こりと肘の違和感が同時に出る
痛みが強くなる前に、
体の使い方を見直すことが大切です。
スマホ肘・デスクワーク肘の本質
これらの肘トラブルは、使いすぎではなく
同じ姿勢・同じ角度で使い続けた結果として起こります。
巻き肩〜肘の向きの変化(肘のゆがみ)
肘の痛みや違和感が続く方を観察していくと、
肘そのものよりも、
肩の位置と腕の向きが大きく関係しているケースが多く見られます。
特に影響が大きいのが「巻き肩」です。
巻き肩が肘に影響する理由
巻き肩になると、
肩が前に入り、腕全体が内側にねじれた状態になります。
このとき体では、
・脇が自然に開く
・肘が外に張りやすくなる
・前腕が外旋しやすくなる
・手の甲が前を向きやすくなる
という変化が連鎖的に起こります。
見た目では小さな変化ですが、
肘関節にとっては
常にねじれた角度で使われ続ける状態になります。
肘の向きが変わると起こる負担
本来、
肘は「前後に曲げ伸ばししやすい向き」で使われると、
関節や筋肉への負担は最小限で済みます。
しかし、
肘が外に張った状態では
・曲げ伸ばしのたびに関節がこすれる
・前腕の筋肉が常に引っ張られる
・内側・外側のどちらかに負担が偏る
といった状態が続き、
テニス肘・ゴルフ肘の土台ができてしまいます。
デスクワーク・スマホ姿勢との関係
巻き肩は、
・長時間のパソコン作業
・スマホをのぞき込む姿勢
・前かがみの生活習慣
でさらに強まります。
その結果、
「仕事中は気にならないけれど、
家に帰ってから肘が痛くなる」
といったケースも少なくありません。
肘のゆがみは「骨のズレ」ではない
ここでいう肘のゆがみは、
骨がズレているという意味ではなく、
筋肉・筋膜・関節の使われ方の偏りを指しています。
・左右で肘の向きが違う
・自然に立ったとき手の向きが違う
・片側だけ肘が張る
こうしたサインがある場合、
肘に無理な負担がかかっている可能性があります。
肘の不調を繰り返さないために
肘の痛みをケアするときは、
肘だけを見るのではなく、
・肩の位置
・胸まわりの柔軟性
・前腕のねじれ
まで含めて整える視点が欠かせません。
この視点がないままでは、
一時的に楽になっても、
同じ肘の不調を繰り返しやすくなります。
当店でできる肘のサポート
肘の痛みは、肘そのものが悪いケースは少なく、
「使い方のクセ」と「力の逃げ場がない状態」が重なって起こります。
当店の施術では、その2点を同時に整えます。
整体で動き・力の流れを変える
整体では、肘に集中していた負担を分散させます。
- 肩・肩甲骨が動くようになり、肘が代わりに頑張らなくなる
- 前腕の硬さが抜け、手首の動きがスムーズになる
- 体幹から腕へ力が伝わり、肘だけで支えなくて済む
結果として
👉 動かした時のズキッとした痛みが減る
👉 同じ動作でも疲れにくくなる
鍼灸で痛み・回復力に直接アプローチ
鍼灸は、痛みを引き起こしている筋肉と神経の緊張をピンポイントで緩めます。
- 過緊張している前腕筋がゆるむ
- 血流が改善し、回復が進みやすくなる
- 動かすと出ていた痛みが和らぐ
結果として
👉 じっとしていても気になる違和感が軽くなる
👉 使った後の痛みが残りにくくなる
整体 × 鍼灸を組み合わせる理由
整体:肘に負担をかけない体の使い方へ
鍼灸:今出ている痛みと回復力を底上げ
この2つを同時に行うことで、
「その場で楽」だけで終わらず、
使っても悪化しにくい肘を目指します。
肘だけを触らないから変化が出る
休ませても良くならない
病院では異常なしと言われた
いつも同じ場所が痛くなる
こうしたケースでも、
力のかかり方を変える施術で改善を実感される方が多くいらっしゃいます。
お客様の声
30代男性投球後のズキッとした痛みが不安でした
投げた瞬間に肘の内側が痛み、フォームを崩すのが怖くなっていました。施術後は肩と前腕が軽くなり、肘に力が集まらない感覚に変化。「肘だけの問題じゃなかった」と実感しています。
ラケットを振るのが怖くなっていました
バックハンドのたびに肘の外側が痛み、思い切り打てなくなっていました。前腕だけでなく肩や背中を整えてもらい、腕の振りが軽く感じました。施術後は、打った後のズキッとした痛みが減少。「肘で頑張りすぎていた」と初めて気づけました。



仕事中ずっと気になる違和感がありました
マウス操作で肘がだるく、仕事に集中できませんでした。
鍼で前腕の張りが抜け、整体で姿勢が楽に。
夕方の重さが出にくくなり、作業がスムーズに。
早めに整えて良かったと思っています。



ゴルフ後の肘の痛みが長引いていました
ラウンド翌日まで肘の内側が痛み、クラブを握るのが不安でした。
施術で体の回り方を整えてもらうと、肘の負担が減った感覚がありました。回数を重ねるごとに、プレー後の痛みが残りにくくなりました。
年齢のせいと諦めなくて良かったです。
よくある質問(FAQ)
ご予約・来店のご案内
「そのうち良くなるかな…」
そう思いながら、肘の違和感を我慢していませんか?
スマホ肘やテニス肘・ゴルフ肘は、
強い痛みが出る前の“違和感の段階”で整えておくことで、
長引かせずに済むケースが多くあります。
当店では肘だけを無理に触るのではなく、
負担を集めている腕・肩・首の使われ方まで含めて丁寧に確認し、
今の生活の中でも悪化しにくい体づくりをサポートします。
「整体や鍼灸は初めてで不安…」という方も、
状態や施術内容をしっかりご説明した上で進めますのでご安心ください。
少しでも
・肘が気になる
・スマホ後に腕が重い
・病院では様子見と言われた
そんな方は、どうぞお気軽にご相談ください。
つらさが軽いうちのケアが、回復への近道です。
📅ネット予約:24時間受付 ☎044-986-5654
🕒月~土/祝 10:00~18:00/日曜15:00~18:00/定休:水曜日
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