10代・20代に多い体調不調|整体アプローチ
10代・20代の若年層は、成長期やホルモンバランスの変化に加え、長時間のスマホ・PC使用、運動不足、ストレス など、現代特有のライフスタイルによって自律神経の乱れや骨格のゆがみが起こりやすい時期です。

✅ ストレートネック(スマホ首)
✅ 起立性調整障害(OD)・低血圧
✅ 慢性肩こり・首こり
✅ 眼精疲労・頭痛・偏頭痛
✅ 生理痛・PMS(月経前症候群)
整体や骨盤矯正は、解剖学・生理学的視点からも有効で、血流や神経伝達の改善により、症状の根本解消が期待できます。
1. ストレートネック(スマホ首)の改善
ストレートネック(スマホ首)は、医学的には頸椎の前弯(Cカーブ)が消失する「頸椎前弯減少症」 と呼ばれ、首への過剰な負担がかかります。
- 正常な頸椎:30〜40度の前弯角度
- ストレートネック:角度が0度〜10度未満
頸椎前弯が失われることで、後頭下筋群・僧帽筋上部・肩甲挙筋 などが過剰に緊張し、頭痛・肩こり・眼精疲労 などの症状を引き起こします。
整体での改善メカニズム
- 後頭下筋群・胸鎖乳突筋のリリース:筋緊張の解消
- 頸椎のモビリゼーション:関節の可動域回復
- 胸椎・肩甲骨の調整:正しいアライメントの回復
20代女性OL
デスクワークとスマホ使用が多く、ストレートネックによる首の痛みと頭痛が慢性化。整体で頸椎Cカーブを正しい位置に戻す施術を続けたところ、1カ月後には頭痛の頻度が減り、首の可動域も改善しました。
2. 起立性調整障害(OD)・低血圧の症状緩和
起立性調整障害(OD)は、自律神経の乱れによる交感神経と副交感神経のバランス不全が原因です。特に、**起立時の血圧調整機能(バゾモーター機能)**が低下し、脳への血流が減少することで、以下の症状を引き起こします。
- 立ちくらみ・めまい
- 動悸・倦怠感
- 朝起きられない
- 頭痛・集中力低下
ODの約70%は**思春期(10〜15歳)**で発症し、低血圧・副交感神経優位の状態が長引くことで悪化します。
整体での改善メカニズム
- 頸椎・胸椎・骨盤のアライメント調整:自律神経の正常化
- 仙骨へのアプローチ:副交感神経の活性化
- 腹部・横隔膜の調整:血流促進・内臓機能の向上
中学生
朝起きられず、立ちくらみが続いていました。整体で自律神経のバランスを整える施術を行い、骨盤・背骨の調整を続けた結果、3週間後には朝起きるのが楽になり、立ちくらみの頻度も減少しました。
3. 慢性肩こり・首こりの解消
長時間の前屈み姿勢により、僧帽筋・肩甲挙筋・菱形筋が過剰に緊張し、肩や首の筋膜が硬くなります。また、筋ポンプ機能が低下することで、局所的な酸素欠乏・乳酸蓄積が進み、慢性的な痛みやコリが続きます。
整体での改善メカニズム
- 肩甲骨モビリゼーション:肩甲骨の可動性回復
- 筋膜リリース:筋肉・筋膜の癒着を解消
- 頸椎・胸椎の矯正:アライメントの調整
20代会社員
デスクワークによる慢性的な肩こりに悩んでいました。整体で肩甲骨周囲筋群のリリースと頸椎の矯正を行ったところ、10回目の施術後には肩こりが解消され、首の可動域も大幅に改善しました。
4. 眼精疲労・頭痛の軽減
眼精疲労(アスセノピア)は、毛様体筋の過緊張による自律神経の乱れ・血流不足が原因です。PC作業やスマホの使用で、交感神経優位の状態が続くと、後頭部・側頭部の筋肉(後頭下筋群・側頭筋)が硬くなり、頭痛を誘発します。
整体での改善メカニズム
- 後頭下筋・側頭筋のリリース:血流改善・筋緊張の解消
- 頸椎・頭蓋骨の調整:自律神経の正常化
- 眼輪筋・目の周りのマッサージ:眼精疲労の軽減
高校生
受験勉強でPCとスマホを長時間使用し、目の疲れと頭痛が続いていました。整体で後頭下筋群・眼輪筋のケアを行い、5回目の施術後には眼精疲労が軽減され、頭痛の頻度も減少しました。
5. 生理痛・PMS(月経前症候群)の症状緩和
生理痛(原発性月経困難症)やPMSは、子宮収縮を促す「プロスタグランジン(PG)」の過剰分泌や骨盤内の血流低下が主な原因です。また、骨盤のゆがみによる子宮・卵巣への血流障害がPMSの症状を悪化させることもあります。
整体での改善メカニズム
- 骨盤矯正・仙骨調整:骨盤内血流促進
- 腹部・腸腰筋のリリース:ホルモンバランスの調整
- 自律神経の正常化:副交感神経優位への導入
大学生
PMSの症状が重く、月経前のイライラやむくみに悩んでいました。整体で骨盤のゆがみを整え、仙骨・腸腰筋へのアプローチを行ったところ、2カ月後にはPMSの症状が軽減され、生理前の不調も和らぎました。
まとめ
10代・20代に多い不調は、骨格・筋膜・自律神経の乱れが根本原因となることが多く、整体によるアプローチで改善が期待できます。