腰痛(症状別)
腰痛のタイプを見分ける — あなたの「どんな痛みか」で原因がわかる
「ズキッと刺す痛み」「朝から重だるい腰」「座っているだけでしびれてくる脚」——同じ“腰痛”でも、痛み方や出るタイミングは人それぞれ。忙しさの中でつい我慢してしまう方も多いのではないでしょうか。とくに女性は、仕事・家事・ホルモンバランス・冷えなどの影響を受けやすく、症状が複雑になりがちです。腰痛は“症状の出方”で種類が分かれます。まずは自分の痛みタイプを知って、適切なケアへつなげましょう。

ぎっくり腰|急に“動けなくなる”強い痛み
急な動作やくしゃみなどをきっかけに、腰の筋肉や靭帯が一気に負担を受けて起きる“急性腰痛”。炎症が強いため、立ち上がれない・体勢を変えると「ズキッ」と響くなど、日常生活が大きく制限されます。
初期は無理に動かず、まずは炎症を鎮めることが大切。鍼灸では、深い筋緊張をやわらげ、腰周囲の血流を整えることで痛みの回復を助けます。また、ぎっくり腰の背景には「慢性的な疲労蓄積」「骨盤のアンバランス」「冷え」などの要因が潜んでいることも。
再発しやすい症状でもあるため、痛みが落ち着いてからのケアによって“繰り返さない体づくり”が進められます。
慢性腰痛|長く続く重だるさ・同じ姿勢でつらくなる
デスクワークや家事、立ちっぱなしなどによる負担が積み重なり、腰まわりの筋肉や関節が慢性的に硬くなるタイプ。「朝から重い」「立ち上がりがつらい」「長時間同じ姿勢が続くと痛む」など、生活全体にじわじわ影響しやすいのが特徴です。鍼灸や整体では、硬くなった筋膜や深層筋をやさしく緩め、骨盤の動きや姿勢バランスを整えます。また、女性の場合は冷え・運動不足・ストレス・睡眠質の低下などが慢性化を助長するため、生活リズムに合わせたケアの提案も行っています。痛みが長引いている方ほど、体は変化を求めています。少しずつ整えることで「動きやすい身体」に戻していきましょう。
しびれを伴う腰痛|脚に広がるビリビリ感・座るのがつらい
腰だけでなく、お尻〜脚にかけて「ビリビリ・ジンジン」と広がるしびれがある場合、神経の圧迫が関わることがあります。代表的なのは、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症など。必ずしも病名がつくとは限りませんが、筋肉の強い緊張や姿勢の癖から神経周囲のスペースが狭くなり、症状として現れるケースも多く見られます。当店では、神経周囲に負担をかけている筋の緊張を緩め、姿勢や骨盤の動きを整えて負荷を軽減するケアを行います。ただし、しびれが急に悪化した・力が入りにくいなどの症状は医療機関の受診が最優先となります。必要に応じて受診の目安も丁寧にお伝えいたします。
疾患を疑う腰痛|内臓・感染・骨の病気などに関連する痛み
以下のような症状は、整形外科疾患以外の原因が隠れている可能性があります:
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夜間、安静時も強く痛む
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発熱・寒気を伴う
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けがをしていないのに骨に響くような痛み
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尿・内臓の不調が同時にある
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体重が急に減った
これらは腎臓・婦人科・消化器系、あるいは感染症や骨の病変など、医療機関での検査が必要となるケースです。当店では無理な施術は行わず、問診でリスクが疑われる場合は適切な医療機関を優先してご案内します。「整体や鍼灸を受けていい状態なのか不安…」という方のご相談にも丁寧に応じています。
女性特有の腰痛|生理・骨盤・更年期に関連する痛み
女性の腰痛は、骨盤・ホルモン・冷え・自律神経の影響を受けやすいのが特徴です。
生理前の重だるさ、産後の骨盤不調、更年期に増えるぎっくり腰体質、むくみや冷えからくる腰の重さなど、ライフステージによって症状の出方が変化します。
鍼灸は自律神経の調整や血流改善と相性が良く、骨盤を支える筋肉へのやさしい整体も合わせることで「女性の身体リズムに寄り添うケア」が可能です。特に40〜50代は、仕事や家庭で無理を重ねやすく、気づかないうちに筋力低下や疲労蓄積が進むことも。症状だけでなく、今の身体の状態を一緒に見ていくことで、女性特有の不調が軽くなる方が多くいらっしゃいます。
症状別のセルフチェックと初期対応
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激しい鋭い痛みで動けない:無理せず安静、冷却。
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腰から脚へのしびれ/排尿排便障害:直ちに医療機関受診の可能性を検討。
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朝だけ痛い・疲労で増す:温めと軽い運動、姿勢改善を試す。
(※セルフチェックで不安がある場合は早めの相談をおすすめします)
施術プラン
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問診+動作評価(前屈・後屈・歩行)でタイプを特定。
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炎症期は刺激を抑えたケア(冷却・安静指導→軽めの鍼・手技)。
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慢性化した痛みは鍼×筋膜リリース×骨格調整で循環とバランスを回復。
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再発予防のための姿勢・動作指導とセルフケアプランを提供。
よくある質問(FAQ)
Q. 病院に行ったほうがいいケースは?
A. 夜も眠れない痛み、発熱、しびれの急激な悪化、力が入らない場合は医療機関を優先してください。
Q. ぎっくり腰でも施術は受けられますか?
A. 立てない・歩けないほどの場合はまず安静を。なんとか動けるなら施術可能ですが、決して無理はしないでください。どうしても明日までに治したい等のリクエストにはお答えできかねます。
Q. どれくらい通えば良くなりますか?
A. ぎっくり腰など急性は集中ケアで早期改善することが多く、慢性は10回以上の通院で生活改善を併用するのが目安です。
Q. 女性特有の症状でも相談できますか?
A. はい。生理や更年期、産後のケアにも対応しています。
Q2. 妊娠中の腰痛は施術できますか?
A. 妊娠期は施術の方法を調整します。安定期以降で医師の許可があれば、妊娠対応の手技やマタニティ鍼で安全にサポートします。
症例・お客様の声
40代・デスクワーク女性
「朝の腰の重だるさが続いていましたが、骨盤まわりを整えてもらうと動きが軽く。長年のクセが原因だと知れて安心しました。」
50代・更年期の女性
「生理が終わってから腰痛が増えて不安でしたが、自律神経のケアをしてもらうと腰だけでなく眠りまで良くなりました。」
30代・しびれを伴う腰痛
「座ると脚にしびれが出ていましたが、数回の施術でデスクワークが楽に。医療機関の受診の目安も教えてもらえて安心でした。」
📍予約・来店のご案内
新百合ヶ丘・横浜・町田エリアで「腰がつらい…」と感じたら、どうぞ一度ご相談ください。
初めての方には、症状の背景や生活パターンも含めて丁寧にカウンセリングを行います。
無理のない施術で、安心して受けられる腰痛ケアをご提供します。